太陽光発電の家庭への導入

これまで太陽光発電が広く普及してこなかった理由には、導入にあたっての費用が高いというデメリットがあったためでした。現在でも、太陽光発電の導入費用は100万円を超えるものが多く、家電製品のように一家に一台備えられるものに比べると非常に経済的にもまた、心理的にも負担が大きいものです。

太陽光発電のコストは、太陽電池及びその周辺機器の製造費、設置費、費用借入の金利分などを元に計算されますが、NEDO再生可能エネルギー技術白書によると、住宅用で1キロワット時あたち37円~46円という数字が紹介されています。これは火力発電の発電コストが10円以下であることを考えると非常に高いものであることがわかります。

こうしたコスト高の太陽光発電を広く普及するためのひとつの施策が、各地方自治体で行われている太陽光発電導入の際の補助金や助成金の給付です。補助金を受けることで太陽電池設置のコストを抑えることができるだけでなく、余った電気売ることができる売電制度を利用することでさらに発電コストを抑えることができるようになります。

家庭で生産可能なほぼ唯一の再生可能エネルギー

環境への負担が少ない、再生可能エネルギーには太陽光の他にも地熱や風力、波の力を利用して発電する波力などがありますが、そのいずれも各家庭で導入することが難しいものです。近年では、先進国を中心に地球環境保護に対する一般市民の意識が高くなってきており、再生可能なエネルギーへの関心が非常に高くなっていますが、個人が貢献できるレベルで考えた場合、それに応えることが唯一できるのは現在のところ太陽光発電しかありません。

したがって、官民、産業界だけでなく我々市民も一体となって地球環境の保護のためにも太陽光発電の導入を進めていくべきと言えるでしょう。